グリーン島より「もう少し自然を感じたい」「アクティブに動きたい」という方に、フィッツロイ島(Fitzroy Island)はぴったりの選択肢です。
ケアンズからフェリーで約45分で到着できるフィッツロイ島は、グレートバリアリーフの外縁に位置する大陸島(コンチネンタルアイランド)。熱帯雨林に覆われた丘と、透明度の高い海が組み合わさっています。シュノーケリングはもちろん、トレッキングコースがあるのがグリーン島との大きな違いです。
筆者はケアンズの旅行会社に勤務し、毎日お客様にケアンズのツアーをご案内しています。この記事では、フィッツロイ島の行き方・料金・何ができるか・グリーン島との違い・持ち物まで詳しく解説します。
結論:こんな人にフィッツロイ島はおすすめ
3行でまとめると:
- 自然の中をアクティブに楽しみたい人向け。トレッキングができるのはフィッツロイ島だけ
- 人混みが少なく静かな環境を好む方にも向いている(グリーン島より観光客が少なめ)
- ウミガメに会いやすいスポットとして知られている
「施設充実+お手軽」ならグリーン島、「自然体験+アクティブ」ならフィッツロイ島、というのが大まかな使い分けの目安です。
フィッツロイ島とは?基本情報

フィッツロイ島はケアンズの南東約29kmに位置する大陸島(コンチネンタルアイランド)です。
- 面積:約3.39平方km(グリーン島より大きく、歩き甲斐がある)
- 地形:丘陵地で、島の大部分が国立公園
- 植生:熱帯雨林が島全体を覆っている
- 特徴:大陸の延長として海底から続く地形のため、地面が岩や岩礁になっている場所が多い
コーラルケイ(サンゴが積み重なってできた砂の島)のグリーン島と異なり、フィッツロイ島は古くからある陸地の延長線上にある島です。そのためビーチは砂浜よりも岩や砂利の混じった場所が多いのが特徴です。ただし、その分海の透明度は非常に高く、ゴツゴツとした岩の周りに魚が集まっています。
ケアンズからフィッツロイ島へのアクセス
フェリーで行く
フィッツロイ島への定期フェリーは、主にFitzroy Island Ferries(フィッツロイ アイランド フェリーズ)・Fitzroy Island Adventure (フィッツロイ アイランド アドベンチャー)・Sunlover(サンラバー)が運航しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出発場所 | ケアンズ市内 Reef Fleet Terminal |
| 所要時間 | 約45分 |
| 出発時間 | 7:30 / 11:00 頃 |
| 帰りの便 | 15:00 / 17:30 頃 |
| 料金(大人) | 約AUD 85〜 |
料金は、船のチケットのみ、シュノーケリングORグラスボート付き、シュノーケリング+グラスボート付き、ランチ付きどれを選ぶかによって変動します。
朝の便で行き夕方の便で戻る1日プランで訪れるのが一般的です。
ツアーで行く
日本語対応ツアーを利用する場合は、ベルトラ・KKday・Klookなどで「ケアンズ フィッツロイ島」と検索すると出てきます。ただ、基本的には、チケットのみの予約となるので、ガイドつきでの予約を希望の場合は、含まれている内容をしっかりと確認しましょう。
シュノーケリング器具・ランチが込みのパッケージを選ぶと便利です。
フィッツロイ島で何ができる?アクティビティ一覧
シュノーケリング

ウェルカムベイ(Welcome Bay)のすぐ沖がシュノーケリングのメインエリアです。透明度が高く、ニモ(カクレクマノミ)をはじめ多種多様な魚が生息しています。
特にウミガメとの遭遇率が高いスポットとして知られており、シュノーケリング中に野生のウミガメが近くを泳ぐ姿を見られることがあります。
ウミガメは比較的出会いやすく、砂浜から続く浅いエリアを超えて沖に近づくと、遭遇しやすいと思います!また、ウミガメを見つけた人は誰かに「ウミガメがいるよ!」と伝えたい人が多いので(笑)人が集まっている場所や、誰かが何かを見つけていそうな場所に行くのも有効な手段です!
筆者もフィッツロイ島で何匹ものウミガメと一緒にシュノーケリングを楽しめました。また、2種類のカクレクマノミ(アネモネフィッシュ)を見つけて、水中の写真や動画も撮ることができました!
おすすめのポイントは、船を降りて左に曲がった先に見えるゴツゴツした岩が見えるエリアの沖方面です。
1点だけ注意した方が良いのは、干潮のタイミングです。ゴツゴツした岩のあるエリアは、少し沖に出るとたくさんの魚や珊瑚が見える絶好のスポットなのですが、干潮時間に被ってしまうと、ビーチまでの場所が浅すぎて、泳いで戻って来られなくなります。
(私が行った日には、戻って来られなくなる時間の1時間半前程度に、スタッフが声がけをしていました。)
広い海の中で、ニモを自分の力で見つけられた時には本当に嬉しかったので、本気でニモを探しに行きたい人は、干潮の時間も注意して、ぜひチャレンジしてみてください!
トレッキング
フィッツロイ島をグリーン島と大きく差別化するのが、トレッキングコースの存在です。グリーン島は平坦な道を歩くことはできるのですが、ゴツゴツした山を登ることはできません。一方のフィッツロイとうは2つのトレッキングコースがあり、海のアクティビティ以外にも楽しめるポイントがあります。
| コース | 距離 | 難易度 | 概要 |
|---|---|---|---|
| サミットトラック(山頂コース) | 約2km | 中級 | 島の最高点からの眺め。往復1〜1.5時間 |
| ライトハウスベイ(灯台湾) | 約1.5km | 初〜中級 | 島の反対側の湾へ。静かで人が少ない |
トレッキングには動きやすい靴が必須。サンダルやビーチサンダルは不向きです。
ヌーディービーチでのんびり

フィッツロイ島にあるヌーディービーチは過去にオーストラリアで美しいビーチNo.1に選ばれたこともある透明度が高く、綺麗なビーチです。
このビーチでゆったりするのが目的で行く人も多いほど、綺麗な景色なので、ぜひ行ってみてください。
ヌーディービーチはフィッツロイ島についた場所に広がるビーチではなく、トレッキングコースを超えた先にあります。程よい山登りをしながら、見るビーチが上記の画像なのですが、秘境感がありますよね!
島についたら、トレッキングコースの看板があるので、それをみて進むと良いでしょう。船を降りて、建物がある場所まで進み、右手側にトレッキングコースが続きます。
カヤック・SUP・釣り
波が穏やかな湾内でのカヤックやSUP(スタンドアップパドルボード)のレンタルもあります。
桟橋付近で釣りをしている人もいたので、釣りも可能です。
ただし、オーストラリアでは釣りの際にライセンスが必要だったり、魚の種類や大きさによっては持ち帰るのが違法だったりするため、しっかりと確認した上で、釣りを楽しみましょう。
スキューバダイビング(体験・ファン)
島周辺のリーフでダイビングも可能。タイミングによっては、大物(ウミガメ・エイ)が見られることもあります。
綺麗な海を眺めながら、お酒やご飯を楽しむ

フィッツロイ島にはFoxy’s Barというバー兼レストランがあり、ハンバーガー、フィッシュ&チップス、カクテルなどが楽しめます。
店員さんもフレンドリーで、カクテルに悩んだ時にもおすすめを教えてくれるなど、非常に良い体験ができた印象があります。(画像はトロピカルサンライズのような名前のカクテルメニューの一番上にあったもので、甘くて景色も味もトロピカルを味わえて、美味しかったです!)
筆者はランチをすでに買って食べていたので、バー目当てで行ったのですが、隣のおじさんが食べていたフィッシュ&チップスが本当に美味しそうだったので、ぜひ食べてみてください!
グリーン島 vs フィッツロイ島:どちらを選ぶ?
どちらも日帰りで行ける島ですが、性質がかなり異なります。
個人的には、山登りや本格的なシュノーケリングを楽しみたい人はフィッツロイ島がおすすめです!
| 比較項目 | グリーン島 | フィッツロイ島 |
|---|---|---|
| アクセス | 約45分 | 約45分 |
| 島の広さ | 小さい(15〜20分で1周) | 大きい |
| ビーチ | 砂浜 | 岩・砂利混じり |
| 施設 | 充実(水族館・レストラン) | やや少なめ(ウミガメの保護施設あり) |
| 混雑 | やや多め | 少なめ |
| トレッキング | なし | あり |
| ウミガメ遭遇率 | 高め(桟橋のあたり) | 高め(桟橋からも海の中も) |
| 向いている人 | 初心者・子連れ・のんびり派 | アクティブ派・自然好き |
持ち物リスト
| 持ち物 | 備考 |
|---|---|
| 日焼け止め(サンゴに優しいもの) | オーストラリアの紫外線は日本の比にならないほど強い |
| 動きやすいスニーカー | トレッキングに必須 |
| 水着・ラッシュガード | シュノーケリング用 |
| タオル | 持参推奨 |
| 水・飲み物 | 島内での購入も可能 |
| 軽食・おやつ | レストランもあり、ハンバーガーやフィッシュ&チップスなども売っています |
| 酔い止め | 揺れが心配な方は服用 |
よくある質問(FAQ)
Q1. グリーン島とフィッツロイ島、どちらが先ですか?
A1. 4日程度の滞在でしたら、どちらかで良いと思います。日程に余裕があれば両方おすすめです。初日にグリーン島、2日目にフィッツロイ島というプランを組む方もいます。
Q2. ウミガメは本当に見られますか?
A2. 高確率とは言えませんが、フィッツロイ島は遭遇率が比較的高いスポットです。ただし野生動物のため、保証はできません。
Q3. 子どもでも楽しめますか?
A3. トレッキングはやや体力が必要ですが、シュノーケリングや海辺遊びは子どもでも十分楽しめます。シュノーケリングは足がつかない深さのため、小さな子どもには必ずライフジャケットを着用させて安全に楽しみましょう。
Q4. 宿泊できますか?
A4. はい。Fitzroy Island Resortが島内にあります。料金はAUD 200〜。夕暮れ・夜明けの静けさは格別です。
Q5. フィッツロイ島は何時間あれば楽しめますか?
A5. シュノーケリング+トレッキング(1コース)+昼食を含めると5〜6時間が目安。朝の便で行き、夕方の便で戻る「フルデイ」プランが基本です。
まとめ:フィッツロイ島は「自然の中でアクティブに動きたい人」へ
- ケアンズからフェリー約45分でアクセス可能
- シュノーケリング×トレッキングの両方が楽しめる
- ウミガメとの遭遇率が高いスポット
- 探せばニモ(カクレクマノミ)とも出会えた
- 人が少なく、静かな自然体験ができる
フィッツロイ島は、45分で到着する比較的近い島にも関わらず、島の周りの珊瑚や魚も豊富で、本格的なシュノーケリングもしっかり楽しめる場所です。
個人的には、フェリーの代金も他のツアーに比べるとお手頃かつ、往復の時間が短い分、滞在時間が長いので、非常にコスパの良い選択だと思います!
ケアンズの滞在にぜひフィッツロイ島を組み込んでみてください。



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